NRIグループは、気候変動問題および環境汚染を含む地球環境問題への取り組みを世界共通の問題であると認識し、コンサルティングとITソリューションのサービスを提供する企業として持続可能な未来社会の実現に貢献します。
NRIグループ温室効果ガス排出削減目標と計画
NRIグループは、「ビジネスパートナーとの協働による 地球環境への貢献」をマテリアリティの一つに位置づけ、 自然資本に配慮するとともに、持続可能な地球環境づくりに貢献する取り組みを推進しています。
2023年2月には、2030年度までのScope1+2排出量削減目標を引き上げるとともに、2050年度までにNRIグループのバリューチェーン全体の温室効果ガス(GHG)排出量をネットゼロとする目標を新たに設定しました。当該目標はSBTイニシアチブの「ネットゼロ基準」に合致している目標であるとして、2024年2月にSBTイニシアチブのネットゼロ目標の認定を取得しました。
区分 | 2030年目標 | 2050年目標 |
---|---|---|
Scope1+2 |
NRIグループの温室効果ガス排出量 97%削減(2019年度比)、残余排出量※1を中和化※2 |
NRIグループの温室効果ガス排出量 バリューチェーン全体でネットゼロ※
|
NRIグループの再生可能エネルギー利用率100% | ||
Scope3 | NRIグループの温室効果ガス排出量 30%削減(2019年度比) |
-
※1
残余排出量:目標年の時点で自社グループのバリューチェーン内で削減できない排出量
-
※2
中和化:バリューチェーンの外で炭素除去技術等を活用し、残余排出量を相殺すること
NRIグループは上記目標の実現に向けて、「低炭素移行計画」を策定しました。今後も、データセンターをはじめとした各拠点における再エネ調達の高度化やエネルギー消費の最適化、Scope3排出量削減に向けたビジネスパートナー各社との協働を推進していきます。
(2024~2030年度の投資額・費用の合計)
移行に向けたNRIグリーンスタイル活動については、こちらをご参照ください。
温室効果ガス排出削減目標に対する進捗
Scope1+2
- 年次削減目標
Scope3
2023年度 温室効果ガス排出量実績
Scope1+2+3
-
※1
温室効果ガス排出量は、小数点以下第2位を切り捨てているため、合計しても合計値と必ずしも一致しません。
-
※2
構成比は、小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
カテゴリ | 算定方法 |
---|---|
カテゴリ1「購入した製品・サービス」 | 委託作業料、設備機械費×排出係数 |
カテゴリ2「資本財」 | 建物、機械装置、器具備品、リース資産×排出係数 |
カテゴリ3「Scope1,2に含まれない燃料及びエネルギー活動」 | エネルギー資源使用量(電気、冷水・蒸気・)×排出係数 |
カテゴリ4「輸送、配送(上流)」 | 重要性が低いため未算定 |
カテゴリ5「事業から出る廃棄物」 | 重要性が低いため未算定 |
カテゴリ6「出張」 | NRIは出張費×排出係数、主要子会社は期末人員数×出張の排出係数 |
カテゴリ7「雇用者の通勤」 | NRIは通勤費×排出係数、主要子会社は期末人員数×通勤の排出係数 |
カテゴリ8「リース資産(上流)」 | 該当なし |
カテゴリ9「輸送、配送(下流)」 | 重要性が低いため未算定 |
カテゴリ10「販売した製品の加工」 | 該当なし |
カテゴリ11「販売した製品の使用」 | 販売台数実績×1台当たりの年間使用電力量×想定耐用年数×排出係数(1台当たりの年間使用電力量と想定耐用年数は当社が設定した標準的なシナリオによる) |
カテゴリ12「販売した製品の廃棄」 | 販売台数実績×1台当たりの廃棄重量×排出係数(1台当たりの廃棄重量は当社が設定した標準的なシナリオによる) |
カテゴリ13「リース資産(下流)」 | 重要性が低いため未算定 |
カテゴリ14「フランチャイズ」 | 該当なし |
カテゴリ15「投資」 | 該当なし |
売上高当たり温室効果ガス排出量の推移
項目 | 単位 | 2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 |
---|---|---|---|---|---|---|
温室効果ガス 排出量 |
t-CO2 | 60,739 | 55,391 | 30,113 | 20,801 | 8,253 |
売上高あたり 温室効果ガス 排出量 |
t-CO2/ 百万円 |
0.11 | 0.10 | 0.05 | 0.03 | 0.01 |
-
※
売上高当たり温室効果ガス排出量は、小数点第3位以下を切り捨てています。
本ページの数値に関する注意事項
- 記載数値は、表示単位未満の端数を切り捨てています。ただし、比率は、表示桁未満の端数を四捨五入しています。
- 過去数値については、重要な買収等による影響を「The Greenhouse Gas Protocol(A Corporate Accounting and Reporting Standard –Chapter 5. Tracking Emissions Over Time」に従い、再計算した数値を記載しています。
(2024/6/24 更新)
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- 経営基盤(ESG)