金融ITフォーカス 2020年2月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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国内の対面証券会社をめぐる経営環境が一段と厳しくなっている。ネット証券の台頭に加え、株式売買委託手数料、投信販売手数料などの無料化の動きにもさらされる。対面証券会社は顧客にいかに価値を提供していけばよいのか。DXを通じて営業モデルの高度化を図りCRMベストプラクティス賞を3年連続で受賞したみずほ証券の福家尚文副社長に語っていただいた。
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貿易摩擦といった通商政策は、企業が投下する資源の最適配分という経済の供給側に関わる問題であり、その影響を、総需要を刺激する金融緩和策で“予防”しようとしてもほとんど効果がない。
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アセットマネジメント
オルタナデータは、欧米のヘッジファンドにおいてその活用がニッチに高度化する一方で、データへのアクセシビリティの向上やサービスの充実により、一般化する動きがみられ、金融機関でも身近なデータとして活用され始めている。
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ホールセールビジネス
現状、相場操縦が複数の証券会社に跨るなど複雑化・巧妙化する一方で、監視体制及び監視技術が追い付いていない。そこで証券会社の売買審査にAI(人工知能)を利用した相場操縦の検知が研究され、ルールベースから転換したリスクベースアプローチの有効性が証明されている。
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リテールビジネス
オーストラリアのウェルスマネジメントビジネスは、構造変化の局面を迎えている。大手金融機関から独立するファイナンシャルアドバイザーの増加を背景に業界再編が進んでいる。
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デジタルイノベーション
価格変動を抑えた仮想通貨(暗号資産)を指す「ステーブルコイン」に関する動きが加速している。特にリブラ構想を受け、グローバルで規制を巡る論議が沸き起こっている。日本では、とりわけ改正金融商品取引法で新たに定義される「電子記録移転権利」につながる決済手段としての健全な発展に期待したい。
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セミナー報告
野村総合研究所(NRI)は2019年11月15日、「DXで切り拓く日本の未来」をテーマに「NRI金融ITフォーラム2019」を開催した。
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数理の窓
春告鳥という何とも風雅な別名を持ち、その美しいさえずりから日本三鳴鳥に数えられるウグイス。ウグイスの声を聞くには山里に行かないと、と思いがちだ。確かに「ホーホケキョ」の声はそうかもしれないが、冬の間は、山間部の厳しい寒さを逃れて平地で暮らしているウグイスは多く、11月から2月にかけて、都内の公園でも地鳴きの声を聞くことはできる。藪の中を好むため、その姿を拝むことはなかなか難しいが、公園で良く見かけるクマザサの中から「チャッチャ」「ジャッジャ」という声が聞こえたら、それはウグイスである。「笹鳴き」という季語は、笹の葉の陰から聞こえてくる地鳴きからきたもので、ウグイスを表している。
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- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp