NRIパブリックマネジメントレビュー 2023年9月号
NRIは、中央省庁、地方自治体及び企業の皆様のニーズに応えて、さまざまな調査研究・コンサルティング活動を行っています。
『NRIパブリックマネジメントレビュー』は、その活動の成果や問題意識について広く皆様方に公開し、日頃の政策立案や事業展開のお役立ていただくための月刊ニュースです。
※組織名、職名は掲載当時のものです。
当サイト公開時期 : 毎月第3月曜
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近年、ヘルスケア産業では、大きなパラダイムシフトが起きている。これまでの「治療」中心から「発症前の健康維持・管理、疾病予防、診断・治療、重症化予防、予後、介護」まで、その対象領域が拡大、かつ業態の垣根がなくなりつつある。これにより、企業主導から患者中心(Patient Centricity)へ、治療薬から予防薬の開発へ、医療情報による判断から生活・活動情報まで含めた総合的・複合的情報に基づく、個に応じたカスタマイズ判断型へと変化し、産業構造も個別化医療へと大きく変わりつつある。
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- はじめに
- 保健・医療・福祉施策におけるPFS/SIB方式事業への期待
- 科学的アプローチを採り入れた保健・医療・福祉施策の萌芽(ほうが)
- 経済合理性と行政サービスの質と量の鼎立(ていりつ)に向けて
- 成果志向を原動力とするPFS/SIB方式事業の普及に向けて
- おわりに
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- 申請主義・公募制により零(こぼ)れ落ちる潜在リスク群と対応課題
- 健康医療データを活用した潜在リスク群の抽出:KDBシステムデータの活用事例
- 領域横断の情報活用によるアウトリーチ型支援の可能性と課題
- 住民データを基盤とした地域共生社会の実現に向けて
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政策資源の有効活用が求められている中、自治体施策の推進にあたっても「EBPM(Evidenced Based Policy Making)」がうたわれることが増えてきている。特に住民の生活に密着し、多くのデータを保有する基礎自治体は、これらの活用による効率的・効果的な施策運用が求められている。
お問い合わせ先
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
E-mail:nmredit@nri.co.jp