概要
野村総合研究所(NRI)は、2025年9月に日本・アメリカ・中国・ドイツの15歳-69歳の男女個人約3,000人を対象に「AI利用に関する国際比較調査」を実施しました。本調査では、2014年に実施した「日・米・中インターネット生活者調査」と同一の設問を用い、生活・家族・消費・理想の暮らし・就業の5領域における価値観を11年ぶりに再測定しています。
この11年は、米中貿易対立、コロナ禍、世界的インフレ、生成AIの台頭など「不確実性の時代」でした。「経済が発展すれば世界の価値観は同じ方向へ進む」という長年の定説に対し、日・米・中の変化を検証したところ、日本は「守り」、米国は「拡大」、中国は「離脱・隠遁」と、3カ国はそれぞれ異なる方向へ分岐していました。
今回の発表では、この分岐が生じた背景を「未来の不確実性」という新たな観点から読み解くとともに、価値観のローカル化が進むなかで企業に求められるマーケティングや人材マネジメントのあり方について考察します。
