昔から投資対効果が分かり難い4大領域と言われるのが研究開発、広告、人材、そしてIT。いわゆる無形資産への投資です。
これらの投資は言うまでもなく成長の源泉です。積極的な投資で成長につなげる企業がある一方で、投資対効果の悩ましさから前年比で無難な水準に留まる企業も多いように思います。
意思決定の仕方や投資に対する説明力の違いが語られがちですが、根底にあるのはトランスフォーメーションの力の差だと思います。
DXは「D」よりも「X」がカギとよく言われますが、2022年は日本全体が投資を成長につなげるトランスフォーメーションの力を磨く年になることを願っています。
産業ITコンサルティング一部長 大川内 幸雄
プロフィール
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大川内 幸雄のポートレート 大川内 幸雄
システムコンサルティング事業本部 統括部長
兼 産業デジタルイノベーション企画部長
1993年NRIに入社。
金融業界向けのシステム企画・開発を担当。2001年ボストン大学経営大学院修了(MBA, MS)。2002年より現在に至るまで、金融、製造業、エネルギー、輸送業界等に対して、デジタル技術を活用した事業創造・業務革新、IT戦略、ITガバナンスなどのコンサルティング業務に従事。
※組織名、職名は現在と異なる場合があります。