働き方の違いもアイデア創出の糧に ~野村證券との若手検討会中間報告~
2017年初に発足した野村総合研究所(NRI)と野村證券による「ビジネス・プロセス・イノベーションに向けた若手検討会」は、「自ら触って、やってみてから応用を考える」をコンセプトに、1テーマ3カ月程度の検討期間を前提に、実証実験を繰り返していく活動です。スタートは「ブロックチェーン」をテーマとして取り上げました。
新技術を活用して身近な生活課題を解決するアイデアを検討
検討会メンバーは、まずブロックチェーンの特性を理解した上で、身近な生活課題を解決するアイデアから検討しました。この活動を通じて、中長期な視点で新しいビジネスプロセスを構築するための土壌を養うことができたと考えています。そして、この検討会で出された、ブロックチェーンを活用した具体的なビジネスアイデアについて、現在、特許出願中です。
現在は「AI・ロボット」をテーマに検討中
5月に入り、新たな検討テーマにしたのが「AI・ロボット」です。
技術知識や野村證券内の活用事例を共有するとともに、日本マイクロソフト社の協力によりAzure環境を活用し、ITベンチャーの株式会社シミュラティオ社(野村アクセレレーターVOYAGER第一期参加企業)にも参画していただくなど、活動の幅を広げています。
検討会メンバーは解決する課題を、昨今話題になっている「働き方改革」に設定し、アイデアの検討に着手しています。両社働き方が違うため、アイデアの検討途中に、お互いの業務内容を理解するようなプログラムを組み込むなどの工夫を行いながら、課題解決のためのアイデアを検討しています。
野村證券 茅野経営役
野村證券 茅野 茂昭経営役からは「参画メンバーには、自ら新たなものへの好奇心をもち、果敢に挑み、さまざまなものの見方を学び、本検討会で得た知識・経験を組み合わせ『新しい世の中の価値観』を作ってほしい」と期待していただいており、参画メンバーの士気も高まっております。
本検討会は、今秋からもう1クール行い、1年間の最終総括と評価をします。今後の活躍にご注目ください。