野村総合研究所(NRI)は2016年3月10日に「第1回NRIグローバル規制カンファレンス2016」を開催しました。
本カンファレンスは、RegTech(※)の動向を見据え、複雑・高度化が進むグローバル規制に対して、金融機関が抱える業務課題とその解決に向けたケーススタディを共有することを目的に開催しております。今回は、KYC(Know Your Customer)やクライアントオンボーディングという領域に注目し、この分野で先駆的なソリューションを提供するFenergoの共催で開催しました。
最初にNRI 上級研究員 小林孝明より、グローバル規制の高度化に伴い業務負荷の増すKYCの現状と、今後検討が必要となる潜在リスクを解説しました。
続いて、Fenergo COO Colm Heffernan氏より、今後のグローバル金融規制に対して取り組むべき方向性と、金融機関の業務課題に対してFenergo のソリューションがもたらす効果をご説明いただきました。
最後に、FenergoのユーザであるHSBC Banking Middle Office,Interim Head JapanのTerri Reynolds氏より、HSBCでのFenergoソリューション選定の経緯や導入のプロセスをご紹介いただきました。
本カンファレンスでは、グローバル金融規制に関連して注目されるテーマをとり挙げ、今後もシリーズで開催を予定しています。
※RegTech:(規制(Regulation)×技術(Technology)の造語)。2015年頃より英国を中心に注目されている領域。複雑・高度化が進む金融規制に対応する、新しいITを活用したソリューションを指す。