野村総合研究所の企業理念「未来創発」に基づき、社内外の専門家、有識者とともに日本や世界の未来の姿を考えるためのフォーラムです。
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未来創発フォーラム TECH & SOCIETY 抄録
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開催概要
本フォーラムは終了しました。
- 日時
- 2023年10月30日(月)13:00~15:15
- 開催方式
- オンライン開催
- 参加費用
- 無料
- 締切
- 2023年10月24日(火)
- 登録者に対しては期間限定でアーカイブ配信もあります。
プログラム
- 12:30
- 開場
- 13:00〜13:05
-
ご挨拶
株式会社 野村総合研究所 代表取締役会長 兼 社長 此本 臣吾 - 13:05〜13:35
Session1 -
AIと資本主義:創造力革命か隷従への道か
野村総合研究所 未来創発センター デジタル社会研究室 室長 森 健
生成AIの代表格であるChatGPTは2022年末の公開後、またたくまに全世界に広がり、大きな衝撃を与えました。本講演では、AIが経済の構造に及ぼす2つの潮流として「経済のハイパーサービス化」と「ビヨンド・サービス業の登場」を紹介します。そして資本主義が人間の創造力の解放と人間の隷従化という全く異なる側面を持ちながら進化する可能性についても論じます。 - 13:35〜13:55
Session2 -
拡張される社会:人とAIの協力のデザイン
野村総合研究所 未来創発センター デジタル社会研究室 エキスパートリサーチャ― 西片 健郎
生成AIの登場により、かつてSFのテーマとして描かれていた「人とAIの協調」という問題は、遠い未来の問題でも一部の人々の問題でもなくなりつつあります。本セッションでは、2030年の社会に向けて、人とAIの協調をデザインしていく上で求められる視点や論点について考察します。 - 13:55〜14:25
Session3 -
知識の進化論:生成AIと2030年の生産性
野村総合研究所 未来創発センター デジタル社会研究室 エキスパートストラテジスト 長谷 佳明
生成AIは、生産性向上に新たな可能性をもたらそうとしています。本講演では、生成AIの活用方法を「自動化」「代替」「補完」「拡張」の4つに分類し、生産性向上への影響を分析します。その上で、「知識」に着目し、労働への影響を考察します。まとめとして、2030年を見据え、進化したAIと人が共同で働く社会のビジョンや、AI共生社会における課題と展望について説明します。 - 14:25〜15:10
Session4 -
NRI ×『WIRED』日本版 対談
『WIRED』日本版 編集長 松島 倫明氏
野村総合研究所 未来創発センター デジタル社会研究室 室長 森 健私たちは生成AIをどう迎えるべきなのか、よい迎え方とは何なのか-。未来を大胆に予想する『WIRED』日本版と、現象を深く洞察するNRIが、AI脅威論やAIの限界論をこえて、AIが「常在」する新たな社会像を語り合います。
- 15:10〜15:15
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閉会のご挨拶
株式会社 野村総合研究所 常務執行役員 柳澤 花芽
※プログラムは、予告なく変更となる可能性がございます。
講演者
未来創発センター デジタル社会研究室 室長 森 健
1995年野村総合研究所入社。研究員、コンサルタントとして勤務、野村マネジメント・スクールにて経営幹部育成に従事した後、2019年よりNRIのシンクタンク機能を担う未来創発センターに所属。デジタル技術が経済社会にもたらすインパクトを多面的に研究し情報発信している。主な共著書に『デジタル資本主義』(2019年大川出版賞受賞)、『デジタル国富論』『デジタル増価革命』などがある。
未来創発センター デジタル社会研究室 エキスパートリサーチャ― 西片 健郎
エンジニアを経て技術研究開発や国際標準化に従事。先端技術による環境変化を踏まえたデジタル社会インフラの設計のあり方について研究を行っている。MIT社会技術システム研究センター客員研究員、拡張知能評議会メンバー、ISO/TC
307 分散台帳技術専門委員会スタディグループ主査等を歴任。著書に「Trusted Data」(共著)
未来創発センター デジタル社会研究室 エキスパートストラテジスト 長谷 佳明
約10年にわたり、ITアナリストとしてAIの技術動向や萌芽事例の調査、顧客企業の戦略策定に従事。近年は、AIの進化が与える社会的影響の調査、研究へと軸足を広げている。共著に『AIまるわかり』『まるわかりChatGPTと生成AI』など。
『WIRED』日本版 編集長 松島 倫明氏
未来を実装するメディア『WIRED』の日本版編集長としてWIRED.jp/WIREDの実験区"SZメンバーシップ"/雑誌(最新号VOL.50特集「Next
Mid-Century」)/WIREDカンファレンス/Sci-Fiプロトタイピング研究所/WIRED特区などを手がける。NHK出版学芸図書編集部編集長を経て2018年より現職。内閣府ムーンショットアンバサダー。訳書に『ノヴァセン』(ジェームズ・ラヴロック)がある。東京出身、鎌倉在住。
※プログラムは、予告なく変更となる可能性がございます。
NRI 未来創発フォーラムについて
NRI は企業理念「未来創発」に基づき、社内外の専門家・有識者とともに日本や世界の未来の姿を考えるためのビジネスフォーラムを、毎年秋に開催しています。
過去のフォーラム
(2017年から内容を一新し、社内外の先駆者とともに、企業の成長や社会問題の解決について議論する場とします。)