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野村総合研究所、Green x Digital コンソーシアムによる32社間のCO2データ交換の共同実証 フェーズ2に参画し成功

~NRI-CTSソリューションの有効性を確認し、国内外で展開を予定~

2023/08/09

株式会社野村総合研究所

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株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は、一般社団法人電子情報技術産業協会(以下「JEITA」)が事務局を務める Green x Digital コンソーシアム1が主宰する「サプライチェーン CO2排出量見える化に向けた企業間 CO2データ交換の実証実験2」(以下「本実験」)のフェーズ2に、ソリューションプロバイダーとして参画し、32社の間でCO2データ連携実証に成功3しました。

本実験は、グローバルレベルで業界横断的にCO2データ交換を実現することを目的としており、仮想サプライチェーン上でCO2の排出量データの連携を実証する、日本初の試みです。
本実験の成功によって、WBCSD4のPathfinder Network5に基づくデータ連携に関するNRIの取り組みやソリューション(NRI-CTS,後述)の技術的有効性が確かめられ、国内外の異なるソリューション間におけるデータ連携の可能性が広がりました。

2023年2月に発表したフェーズ1の実証実験の取り組み6では、NRIを含むソリューション提供企業15社によるデータ連携が目的とされていました。フェーズ2は、ソリューションを利用するユーザー企業を含む32社が参画し、製品・組織レベルごとのCO2排出量の算定結果が、相互に連動することを検証しました。このフェーズでは新たに、参画するユーザー企業が生産する製品に関連するCO2算定対象部品を仮想サプライチェーン上に追加したほか、国内制度などを踏まえカーボンクレジット・CO2削減証書に関するデータ項目を追加しています。加えて、ユーザー企業によるCO2排出量算定を実施するなどの、実務的な検証側面を持つ取り組みでもあります。
NRIは本実験において、2023年中にサービス開始を予定しているCO2排出量算定・データ連携ソリューションNRI-CTS7を用いて、ソリューション企業7社とデータを連携しました。また、ユーザー企業3社に同ソリューションを提供し、各社がデータ投入からCO2の排出量を算定するまでのプロセスを支援しました。
本実験を通じ、仮想サプライチェーン上の複数企業群が、それぞれ異なるソリューションを使用しても、共通フォーマット8を用いてCO2データを算定し、複数のソリューションを連携して、サプライチェーンの上流から下流までCO2データを受け渡せることが実証されました。Pathfinder Network 仕様に則ったデータ連携に成功したことで、製品・組織レベルのCO2排出量算定に対して、海外サプライヤーとの連携可能性も示されたことになります。NRIは、NRI-CTS にこれら共通フォーマットによるPathfinder連携機能を取り込み、顧客へ提供していく予定です。

今回の実証結果は、同コンソーシアムが策定したCO2データ算定方法と技術仕様のアップデートを経て、世界的なサプライチェーン全体にわたって、CO2見える化の実現に繋がることが期待されます。
NRIはこれからも、Green x Digitalコンソーシアムと共にCO2排出量算定や算定で得られたデータ連携における仕様の標準化に尽力し、NRI-CTSソリューションの提供や関連するコンサルティングサービス、ソリューション開発などを通じて、顧客企業の日本および世界での気候変動対策の取り組み推進と、ひいては産業の発展や地球温暖化対策に貢献していきます。

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株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 玉岡、竹尾
TEL: 03-5877-7100
E-mail: kouhou@nri.co.jp

本件に関するお問い合わせ

株式会社野村総合研究所
コンサルティング事業本部 コンサルティング事業開発部 植村哲士
システムコンサルティング事業本部 システムデザインコンサルティング部 高橋春樹
E-mail: nri-cts-pr@nri.co.jp