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野村総合研究所、WBCSD Partnership for Carbon Transparency(PACT)実証実験に参画

~日立製作所とEIZOとともに、実測値に基づくカーボンフットプリントを算定~

2023/09/20

株式会社野村総合研究所

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株式会社野村総合研究所(以下「NRI」)は2023年5月から8月の間、株式会社日立製作所(以下「日立製作所」)およびEIZO株式会社 (以下「EIZO」)とともに、WBCSD1配下のPACT2がPathfinder Framework(排出量開示ガイドライン)のオペレーション実装に向けて推進している実証実験(以下「本実証実験」)に参画しました。その結果、エネルギー消費量実測値を利用した製品カーボンフットプリントをPathfinder Networkの仕様に基づいて連携することに成功しました。

この度の成果は、世界最大級の気候変動イベントであるNY Climate Week(2023年9月、米国・ニューヨークにて開催)の関連イベント「Scope 3 Summit - From uncertainty to imPACT」3の中で、WBCSDから参加者へ報告が行われました。

NRIは2019年よりWBCSDに加盟しています。また、2022年9月より、WBCSD配下で実測値に基づく製品カーボンフットプリント算定のためのデータ交換ルールを提唱している、カーボンフットプリント情報を共有するためのワーキング活動Partnership for Carbon Transparency(PACT)に参画してきました。

「NRI-CTS」を活用して、カーボンフットプリント算定に成功

本実証実験には、NRIがリード企業4として、日立製作所とEIZOがNRIにとってのサプライヤーとして、参画しています(日立製作所はNRIのストレージ調達先として、EIZOはNRIのデスクトップモニター調達先として参画)。

本実証実験においては、NRI、日立製作所、EIZOの3社が協力し、NRIが開発した温室効果ガスの排出を追跡するカーボントレーシングシステム(NRI-CTS)5を活用して、実測値に基づく製品カーボンフットプリントの算定と、日立製作所・EIZOから、NRIへのデータ連携を実施しました。

具体的には、日立製作所においては、自社工場のエネルギー消費量実測値を用いて、ストレージの製品カーボンフットプリントを「EcoAssist-Pro/LCA」6によって算定しました。そして、Pathfinder NetworkのAPIを介し、NRI-CTSにデータを連携して、NRIに製品カーボンフットプリント情報を提供しました。 EIZOにおいてはNRI-CTSを利用し、自社工場のエネルギー消費量実測値を用いてデスクトップモニターの製品カーボンフットプリントの算定とデータ連携を実施しました。NRIは両社からのデータをもとに、カーボンフットプリントを算定しました(図1)。

図1:実証実験のイメージ

(図:日立製作所作成)

NRIは、2030年までにScope3の排出量30%削減を目標にしており7、今回の活動は、Scope3の実績値に基づく排出量の把握を目指したサプライヤーとの協働になります。また、NRIは、サービス提供に係るバリューチェーン全体の脱炭素化を目指すために、2050年度までにネットゼロとする目標を設定しています。その実現に向け、今後もビジネスパートナーを含むステークホルダーと協働しながら、持続可能な未来社会づくりとNRIグループの成長戦略を一体的に推進していきます。

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お問い合わせ

お知らせに関するお問い合わせ

株式会社野村総合研究所 コーポレートコミュニケーション部 玉岡
TEL: 03-5877-7100
E-mail: kouhou@nri.co.jp

本件に関するお問い合わせ

株式会社野村総合研究所
サステナビリティ推進部 野島
コンサルティング事業開発部 植村
E-mail: nri-cts-pr@nri.co.jp