NRIサステナビリティ・リンク・ボンドとは
NRIは、気候変動問題及び環境汚染を含む地球環境問題への取組みを世界共通の問題であると認識し、企業価値向上のためのESGの取組みを実践しています。
NRIらしいESGの取組みとして、2016年9月に国内事業会社として初めて発行したグリーンボンドに続き、以下の概要にてNRIサステナビリティ・リンク・ボンド(※1)(株式会社野村総合研究所第8回無担保社債)を発行しました。NRIは、「未来創発」の企業理念のもと、NRIサステナビリティ・リンク・ボンドを通じて資金調達手段の多様化と、資金調達の安定性向上に努めるだけではなく、環境問題をはじめとした社会課題に対し、様々なステークホルダーの皆さまとともに新たな価値を創造し、今後もサステナブルな未来社会の創出に貢献していきます。
NRIサステナビリティ・リンク・ボンド概要
名称 | NRIサステナビリティ・リンク・ボンド(株式会社野村総合研究所第8回無担保社債) |
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発行日 | 2021年3月26日 |
期間 | 12年(期限前償還条項付) |
発行総額 | 50億円 |
条件決定日 | 2021年3月19日 |
SPTs(※2) |
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信用格付 | AA- (株式会社格付投資情報センター) |
セカンドオピニオン(※3) | セカンドオピニオン(V.E(Vigeo Eiris)) セカンドオピニオン(株式会社格付投資情報センター) |
社債要項 | 社債要項 |
発行登録追補目論見書 | 発行登録追補目論見書 |
フレームワーク | フレームワーク |
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(※1)
あらかじめ定められたサステナビリティ/ESGの目標を達成するか否かによって条件が変化する債券のこと。サステナビリティ・リンク・ボンドの発行体は、あらかじめ定めた時間軸の中で、将来の持続可能性に関する成果の改善にコミットする。具体的には、サステナビリティ・リンク・ボンドは、発行体があらかじめ定めた重要な評価指標(以下「KPI」という。)とサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(以下「SPTs」という。)による将来のパフォーマンスの評価に基づいた金融商品であり、KPIに関して達成すべき目標数値として設定されたSPTsを達成したかどうかによって、債券の条件が変化する。
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(※2)
サステナビリティ・リンク・ボンドの発行条件を決定する発行体の経営戦略に基づくESG目標のこと。
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(※3)
NRIサステナビリティ・リンク・ボンドが、サステナビリティ・リンク・ボンド原則(*)に沿った社債であるかについての、V.E(Vigeo Eiris)及び株式会社格付投資情報センターによる独立した意見のこと。
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(*)
サステナビリティ・リンク・ボンド原則(2020年版)(The Sustainability-Linked Bond Principles):国際資本市場協会(ICMA)が2020年6月に公表したサステナビリティ・リンク・ボンドの商品設計、開示及びレポーティング等に係るガイドライン
(https://www.icmagroup.org/sustainable-finance/the-principles-guidelines-and-handbooks/sustainability-linked-bond-principles-slbp)
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(*)
本情報は当社による社債の発行を一般に公表することのみを目的とするものであり、いかなる証券についての投資勧誘行為又はその他の類似行為を行うためのものではありません。
KPIの状況
KPI | 単位 | 基準年 | 目標年 | 進捗 |
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2013年度 | 2030年度 | 2023年度 | ||
NRIグループの温室効果ガス排出量(Scope1 + 2) | 千t-CO2 | 108 | 30 | 8 |
データセンターの再生可能エネルギー利用率 | % | - | 70 | 100 |
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注1)
Scope2の集計対象範囲のうち、電気使用量はNRIグループ全体、冷気・蒸気・温熱はNRIグループのうち本社が国内にあるもの。
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注2)
KPIの進捗については、EY新日本有限責任監査法人による限定的保証を取得。
- マテリアリティへの取り組み
- 創出する価値
- 価値を生み出す資本
- 経営基盤(ESG)