コロナ禍における証券業界の今後を、企業の枠を超えて考える
証券ソリューション事業本部は、2020年7月に証券会社ラウンドテーブルミーティングをオンラインで開催しました。本企画の趣旨に賛同いただいたSTARユーザー7社とZoom会議で、「コロナ禍の緊急事態宣言下における証券業務運営」をテーマに、意見交換しました。
今回は3回に分け座談会形式で開催し、緊急事態宣言解除後の2020年7月9日に西日本の地場証券のエース証券と光証券、7月29日に東日本の地場証券の極東証券と明和證券と山和証券、7月31日には東西の地銀系証券の八十二証券とひろぎん証券から、主にシステム担当の部長クラスの方にご参加いただきました。
【写真】7月9日の開催の様子(左)会議室から参加するNRIメンバー(右)上からエース証券南氏、光証券扶川氏
お客様と共に考えることで見いだせる、証券業界が直面する課題を解決に導く糸口
今回は2020年4月から5月にかけて発出された新型コロナウイルスの感染拡大を防止するための緊急事態宣言下において、各証券会社がどのように業務継続したのかを議題として、現状理解からお客さまの苦労や課題を把握し今後の証券業務をどのように運営していくかなどを話し合いました。
お客様からは「デジタルを最大限活用しても注文業務や書面に関する業務が残り、現状ではオンラインですべての業務を完結するのは難しい」「投資家に対して、WEB会議の活用などの営業スタイル変革が必要になると考えている」といった、今回のコロナ禍で発現した課題が上がりました。また、「口座開設や受発注業務の新たなソリューション化」「WEB画面で投資家に営業できるようなソリューション」など、お客様、NRI側双方からデジタルを活用した解決策も多く提案され、活発な意見交換が行われました。
今後も同様の取り組みを広げることで、お客様と一体となった新たな価値探索の契機としていきます。
【写真】(左)7月29日の開催の様子(右)7月31日の開催の様子