金融ITフォーカス 2022年3月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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金融市場
いわゆるステーブルコインの時価総額急増を背景に、内外当局における規制議論が進んでいる。発行体と仲介者が分離する取引形態を特徴としており、新たな決済事業者の組み合わせや、利用形態につながる可能性を秘める。
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アセットマネジメント
米国を中心に、ダイレクトインデックス市場が急拡大している。ダイレクトインデックスは、インデックス投資を投資家単位でカスタマイズできる革新的な投資手法であり、日本の資産運用ビジネス拡大の一助になると考えられる。
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リテールビジネス
わが国の個人投資家を投資に対する考え方・行動特性で分けると、大きく8つのタイプに分類されることが判明した。従来、証券会社の顧客の中心であった「リスク志向タイプ」「保守的運用タイプ」の他に、近年は「長期分散積立タイプ」「周りに迎合タイプ」も存在感を増してきている。
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デジタルイノベーション
近年、ブロックチェーン技術を用いた自律分散型組織(DAO)をビジネスに活用する事例が各国で急増している。リーダー不在の分散型組織運営を成功に導くためには、従来の中央集権型組織のマネジメント手法とは異なった新たな工夫が求められる。
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中国金融市場
BATJ(百度、アリババ、テンセント、京東)が発表した21年第3四半期の決算から、各社の課題や戦略が見える。アリババと京東が「下沈市場」(本文参照)の開拓に注力する一方、テンセントと百度はそれぞれ海外事業の展開、人工知能(AI)技術の研究開発に取り組んでいる。
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保険の2030年アジェンダ
ニーズが高まるスマートモビリティ向け保険において、その特有のリスクの適切な評価のためには、積極的な実証実験への参加と継続したデータ収集が必要だ。過疎が進む地域の移動に関する社会課題について、損害保険会社には保険以外のリスクソリューションの提供等、新たな役割も求められている。
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数理の窓
最近、「少量であればお酒は健康に良い」というのは誤りであるという話を聞いて驚いた。横軸にアルコール摂取量、縦軸に死亡率をとると、アルコール摂取量が増えるにつれて最初は死亡率が低下し、その後一定量を超えると死亡率が上昇する、下に凸の形状をしたグラフを見たことがあり、少量の酒が体に良いことを証明しているように見えたからである。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp