ダイヤの原石の発掘 ~野村證券との若手検討会最終報告~
2017年初に発足した野村総合研究所(NRI)と野村證券による「ビジネス・プロセス・イノベーションに向けた若手検討会」は、2017年度最後の第3クールを迎え、「AR(拡張現実)、VR(バーチャルリアリティー)」をテーマに行いました。
若手検討会もこれが最後となり、1年間の最終総括と評価を行いました。
第3クールは「AR、VR」をテーマに検討
この若手検討会は「自ら触って、やってみてから応用を考える」をコンセプトに、1テーマ3カ月程度の検討期間を前提に、両社から選出された若手社員が一緒になって新技術を習得し、利用アイデアを考えて実証実験を繰り返していく活動です。
第1クール(ブロックチェーン)では、具体的なビジネスアイデアについて特許取得、第2クール(AI、ロボット)では働き方改革へのアイデアを生み出しました。
第3クール(AR・VR)では、金融に結びつけるのが難しいテーマという事もあり、業務にとらわれず、解決したい身近な課題を中心にアイデア出しを行いました。新技術で何ができ、それを活用する事で将来がどう変わるのか、若手社員が一丸となって検討を行いました。
また、第3クールでは、第2クールに引き続き日本マイクロソフト社に参画いただくと共に、NRI社内で新しいビジネス・サービスの創造に向けて活動する若手集団「Arumon」の協力を得る事で、新たな知見や経験に加え、人的ネットワークの拡大を行うことができました。
1年間の活動を振り返って
NRI執行役員 江波戸 謙
このたび、野村證券様と行った「ビジネス・プロセス・イノベーションに向けた若手検討会」では、以下の成果を得ることができたと思っています。
- 新しい技術に触れ、イノベーションを起こす取り組みを経験する
- お客様と共に活動する事で、お客様の視点を知る
- お客様、社外(他ベンダー)と接する事で、社内では得られない知見や経験を得る
- お客様、社外(他ベンダー)、社内とのネットワークを構築する
この活動を通して得た知見や経験は、今後のビジネスを検討していくうえで、非常に有効になっていくでしょう。また、この様な活動を続けていくことが、新しいビジネス、業務革新、新サービスの提供につながっていくと思います。
今後も、若手社員がイノベーションに取り組む機会を作っていきます。