社会貢献活動の考え方
NRIグループは、「持続可能な未来社会づくりとNRIグループの成長戦略実現は一体である」との考え方のもと、事業活動を通じた社会価値の創出はもちろん、短期的な事業活動には直接つながらないさまざまな「社会への取り組み」も行っています。
近年、企業による事業を通じた社会的課題の解決に資する取り組みが大きく進展したことで、「社会貢献活動の定義」* も広がってきました。NRIグループでは、長期的な視野で社会へのインパクトを創出する取り組みも含め、持続可能な未来社会づくりにつながる取り組みを「社会への取り組み」と位置づけています。これらの活動には、ステークホルダーとの関係形成や事業テーマ開発、人材育成など、将来的なNRIグループの企業価値向上に資する活動も含まれます。
こうした「社会への取り組み」は、現在、NRIグループの各事業セグメントや海外・国内拠点、本社などでそれぞれ展開しており、そのテーマは「DX3.0」「未来人材育成」「産業力強化」の3つの領域に整理されます。
これらのテーマはいずれも、NRIグループの企業理念や成長ストーリーなど「経営の方向性」、ビジネスモデルや経営資源などの「ケイパビリティ」、 NRIグループに取り組みが期待される「社会的課題・ニーズ」などの観点を踏まえており、社会活動においてNRIらしさを発揮できる領域と考えています。
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参考:経済団体連合会による社会貢献活動の定義
「収益を目的とする事業活動に短期的には直接、繋がるものではないが、企業が実施している社会的課題の解決に資する活動」
(経済団体連合会「社会貢献活動に関する アンケート調査結果」2020年)
これまでの社会貢献活動の事例
【DX3.0に繋がるステークホルダーエンゲージメント】
NRIは、日本初の民間総合シンクタンクとして、社会価値創造や、社会課題の解決に向けた提言活動をしています。
新型コロナウイルス対策に際し、さまざまな視点から提言を発信しています。
NRIは社内外の有識者とともに日本や世界の未来を考える「NRI未来創発フォーラム」を開催しています。
NRIのデータサイエンスを組織横断で推進し、社会やビジネスの変革につながる活動を行っています。
【未来人材育成】
学生のみなさんの将来の選択を応援するため、小・中・高校生向けのキャリア教育プログラムを提供しています。
こどもの職業・社会体験施設「キッザニア福岡」に、NRIは「ビジネスイノベーションセンター」パビリオンを出展しました。
NRIセキュアテクノロジーズでは、学生のセキュリティ教育活動として、CTF (Capture the Flag) コンテストを実施しています。
豪州に拠点を置くPlanitでは、難民支援や女子高校生へのIT 技術系キャリアプログラムなどを展開しています。
NRI証券ソリューション事業本部では、大学生を招いてワールドカフェを開催し、社会課題について議論しました。
【産業力強化とコミュニティ創生】
- マテリアリティへの取り組み
- 創出する価値
- 価値を生み出す資本
- 経営基盤(ESG)