金融ITフォーカス 2023年6月号
金融ビジネスにおいて、制度変更への対応、経営の効率化・コスト削減に加え、付加価値の追求が常に求められております。この付加価値の源泉は、金融技術と情報技術の融合によって生まれると考えます。「金融ITフォーカス」は、そういった視点を取り入れ、金融ビジネスが大きく変化していく方向性をわかりやすく伝えます。
発行時期 : 毎月5日発行(原則)
誌型 : A4版・16ページ(通常)
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政府や企業にとって経営へのデータの活用は不可欠だが、同時にデータ保護に向けた取り組みの重要性も非常に高まっている。データの活用と保護を両立させるためのカギは何か、なぜ協同組合型のデータガバナンスは有望なのか。MITコネクションサイエンス・グループCTOのトーマス・ハージョノ氏に語っていただいた。
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アメリカでは、シニア層の退職がコロナ禍で進んだことで、労働供給に制約が残っているほか、国家安全保障への意識から、サプライチェーンの効率性よりも安定性が重視されつつあり、その分、財の価格にも上昇圧力がかかりやすくなってきている。
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デジタルイノベーション
ChatGPTをはじめとしたジェネレーティブAIが大きな話題を集めている。文字認識のような簡易な作業に続き、これまで代替は困難とされてきた知的な作業にAIを活用する動きが加速している。将来的に、ジェネレーティブAIはホワイトカラーの労働力を「補完」する貴重な戦力となるだろう。
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サステナブルファイナンス
近年、ボランタリー・カーボン・クレジットをトークン化することで、市場拡大や流動性向上等を目指す取り組みが増えている。同時に大手認証制度によるルール整備も進みつつある。新たなリスクの顕在化に対し、ReFiならではのアプローチで乗り越えた事例もあり、今後の市場の発展が注目される。
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リテールビジネス
生命保険への加入は、商品性の難しさゆえ他の金融行動よりもデジタル化が遅れていたが、コロナ禍において、インターネットで生命保険に加入する人の割合が増加した。その割合は、他の金融行動全般がデジタル化している人ほど高く、生活者にネット・スマホでの金融行動への慣れが生じたことが大きく影響を与えたと考えられる。
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セキュリティ
後払い決済BNPLは、クレジットカードとは別の需要を獲得し、増加傾向にある。それに伴い、セキュリティ面や利用者の過剰債務への対応が次第に求められるようになるだろう。不正アカウントの防止対策、不正検知システムの導入のさらなる検討が必要である。
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保険の2030年アジェンダ
近年保険業界では、多様化する顧客ニーズに対応するため、「サブブランド」を立ち上げる動きが活発化している。販路拡大のためには、ブランド間のカニバリゼーションを抑え、メインブランドへのトスアップを意識したセグメント戦略が重要である。
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数理の窓
盲腸は別名虫垂ともいい、大腸の入口の所にある突起状の部分である。便や異物が中に入り込んで血行が悪くなると大腸菌等が繁殖して炎症を起こすことがある。自身か知り合いが盲腸炎の手術を経験した人は多いと思う。ちなみに、スイカの種を飲み込むと盲腸になるという噂は全くの空言らしい。この盲腸という臓器、昔から何のためにあるのか不明とされ、炎症を起こす危険性があるくらいなら予防のために切除してしまえ、と言われた程だ。
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- A4版・16ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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『金融ITフォーカス』編集事務局
E-mail:focus@nri.co.jp