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NRI トップ ソリューション・サービス 日立造船 DiMiXワークショップ

お客様事例

日立造船 DiMiXワークショップ

日立造船株式会社様

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現場のデジタル変革に必須となる全社員のデジタルマインドシフト1が課題

経営環境の急速な変化と技術革新が進む中、企業においてはビジネスモデルやビジネスプロセスをデジタル技術で進化させていくDXの推進が求められています。日本の製造業が得意とする従来オペレーションに対し、劇的な変化をもたらすIndustory4.0の実現に向け、世界が走り出す中、日立造船は、まさにプラントや大型機械装置などの重厚長大な製品が主戦力であることから、デジタル技術を自社製品に活用し、競争力を向上させることが最も重要な課題でした。そのため、2018年10月にICT活用の拠点となるHitz先端情報技術センター2「A.I/TEC(Advanced Information Technology Center)」を設立し、DXを推進するプラットフォームを立ち上げましたが、社員のデジタルマインドシフトに課題を感じていました。全社的にDXを推進するためには、現場のキーマンである部長・課長層の巻き込みは必至です。そこでNRIでは、部長・課長層が、デジタル化を「自分事」として考え、自身のビジネス・働き方の見直しや、全社のデジタル化への取り組みに対して、前向きな姿勢を獲得することを目的にDiMiXワークショップを提供しました。

NRI講師・ファシリテーターのもと、「点火」「体験」「実践」プロセスを体感

DiMiXワークショップは「点火」「体験」「実践」の3ステップで構成され、体験と実感をキーワードに参加者のデジタルマインドシフトを促します。

  • Session1 点火: デジタル技術により世の中で何が起きているのか、なぜ自分達はDXやデジタル化に取り組まなければならないか、基本的な知識習得と動機づけを行います(心のトリガーを引く)。
  • Session2 体験:モーションキャプチャー、AI、ウェアラブル端末、VR/ARなど、最先端のデジタルツールを用いたビジネスシーンの変革を体験することで、デジタル技術の利用イメージを具体化していきます。
  • Session3 実践:自身の業務への影響や適用箇所を考察し、自社で活用するアイデアを創出することで知識・体験の腹落ちと自分事化への意識醸成を促します。

日立造船では、25名のワークショップを一日で2回実施し、部長・課長層延べ50名が参加しました。出張可能なDiMiXワークショップの特性を活かし、日立造船本社のHitz先端情報技術センターで開催しました。
Session1 点火では、NRI社員が講師として、DXやデジタル化の意義を伝えるとともに日立造船のデジタル戦略、部長・課長層の役割の重要性を強調することで動機づけを行いました。Session2 体験では、VRやIoTなどの先進的なデジタル技術体験ブースの他、日立造船からは研究開発ブースとしてAI画像解析技術を紹介することで、取り組み発表の場としても活用しました。Session3 実践では、「デジタル技術を用いた自社のビジネス、商品・サービス、業務の高度化」をテーマに5名グループへ分かれ、活発な意見交換が行われました。各グループ内で課題を共有し、発表ではお互いが積極的にフィードバックし合うことで、部門を越えたコミュニケーションの場としての役割も達成することができました。さらに、いずれのフェーズもNRI社員がファシリテーターとして寄り添い、最先端のテクノロジー活用事例、日立造船での適応可能性を踏まえ、様々な角度から参加者の意見を引き出すことで、参加者にとってDXの推進をより自分事かつ、身近なものとして考えて頂けるようになりました。

図1:Session2 体験

図2:Session3 実践

参加者の多くが、「デジタルを考えるきっかけになった」と回答

参加者アンケートより、96%以上の参加者が「非常に満足」「満足」と回答し、「デジタル技術を体感し理解を深めるというゴールに対し、ワークショップは効果的か」という問いに対しては、94%以上が「効果的である」と回答しました。さらに、本ワークショップを通し、デジタル化に対する考え方が変化したという積極的なコメントが多く見られ、DXの推進における全社的な取り組みの第一歩として、現場リーダーへのデジタルマインドシフトを実現しました。

  • 今まで触れることのなかった分野と自分の業務とのつながりを考えるきっかけになった。
  • 自分が思っている以上にデジタル技術が発展していることに気づいた。実際に体験し、自身の業務への適用を具体的に考えることができた。
  • VRの再現映像が予想よりも鮮明であることに驚いた。インターネット等で情報収集はしてきたつもりであるが、実際に体験することは理解の深さやスピードが格段に違う。
  • NRI社員との会話を通して「こんなことやりたい」とイメージを膨らますことができた。
  • さっそく部門内に話をして、デジタル製品を調べようと思う。ぜひ部員全員に参加させたい。

NRIでは、DiMiXワークショップを通し、「研修」や「製品デモ」を超えた価値を提供していきます。

  • 1  

    デジタルマインドシフトとは、「デジタルマインド」(デジタル化に積極的に取り組む気持ち)に火を灯し、デジタル化を「自分事」として考え、自身のビジネス・働き方の見直しや、全社のデジタル化への取り組みに対して、前向きな姿勢を獲得すること。

  • 2  

    Hitz先端情報技術センター「A.I/TEC」は、遠隔監視およびIoT(Internet of Things)、ビッグデータ、AI(人工知能)などのICT活用の拠点として2018年10月に運用開始。これまでの事業によって蓄積された先端テクノロジーやビッグデータを活用し、よりグローバルで競争力のある高付加価値事業へ積極的に展開します。これまでの事業領域である「エンジニアリング」や「ものづくり」を礎にしながらも、より収益力の高い事業企画やサービス分野へのバリューチェーンの拡大を目指します。さらにはオープンイノベーションも含めた新製品・新事業の開発に取り組んでいます。

    https://www.hitachizosen.co.jp/AITEC/

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