ITソリューションフロンティア 2017年8月号
システムのプロが、業務経験・ノウハウをふまえて、最新のシステムソリューションや先端IT情報を発信している月刊誌です。
皆様のご意見・ご要望をお待ちしております。
※組織名、職名は掲載当時のものです。
発行時期 : 2017年度より隔月発行
誌型 : A4変形版・20ページ(通常)
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現在、企業の課題とされているデジタル化には2つの面がある。1つは、企業と顧客(消費者)との間のコミュニケーションをデジタル化すること、もう1つは、企業と顧客との間でやり取りされるデータをデジタル化することである。この2つのデジタル化がマーケティング分野で起きたものがデジタルマーケティングである。
常に身に付けているか身近に置いてあるスマートフォンが広く普及したことで、企業は消費者の心理を詳しく把握すること、タイムリーに消費者に働き掛けることがこれまでに比べてはるかに容易になった。この状況を追い風として、大量のデータを高速で処理する分析ソリューションや、分析シナリオに基づいた顧客への働き掛けを自動化するマーケティングオートメーションなど、デジタルマーケティングへの投資がこの数年で一気に増えた。 -
特集 失敗しないデジタルマーケティング
デジタルデータやデジタルコミュニケーションを活用した取り組みが急ピッチで進んでいる。しかし、単にソリューションを導入するにとどまり、事業拡大に資する「ビジネスIT」の効果が上がっていないケースが多く見られる。本稿では、ビジネスITの代表格であるデジタルマーケティングの全体像を概説するとともに、その課題や取り組みのポイントについて考察する。
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特集 失敗しないデジタルマーケティング
社内外のデータを収集・分析し、最適な施策を導き出すDMP(Data Management Platform)が注目されるなか、活用方針が曖昧なままデータの収集やツールの導入を進め、期待した効果が得られないでいる企業は少なくない。本稿では、デジタルマーケティングにおけるデータ活用はどうあるべきか、組織の問題も含めて考察する。
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トピックス
データ分析を未来予測に生かそうというビジネスアナリティクスが活発化するにつれて、競争力の源泉としてのデータや分析結果を積極的に知的財産として保護するための知財マネジメントの検討も進められている。本稿では、ビジネスアナリティクスにおける知財マネジメントはどうあるべきか、IT部門の役割も含めて考察する。
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トピックス
サプライチェーンマネジメント(以下、SCM)の領域で、今“設計系”と呼ばれるソリューション(以下、設計系)の導入が進んでいる。日本企業はこの領域で欧米企業に後れを取っていたが、設計系をうまく活用することによりサプライチェーンの構造的な問題を解決し、収益を生み出す企業体質へと変わることが期待される。
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トピックス
働き方改革が本格的にスタートしている。企業のIT部門も例外ではなく、介護・育児と仕事の両立、長時間労働の是正は特に大きなテーマである。解決すべき課題や優先順位を明確にした後、それに合わせて制度を変更し、RPA(Robotic Process Automation)なども含めたITの活用が成果につながる。鍵となるITを専門とするIT部門こそ、全社の先駆けともなり得る。
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トピックス
変化の時代には、既存の価値観を打ち破る画期的なサービスが生まれる。日本航空(JAL)の「どこかにマイル」はそうした新しいサービスの1つで、アイデアを具体化する企画段階からシステムの開発に至るJALと野村総合研究所(NRI)の“共創”によって生まれた。本稿では、このプロジェクトの紹介を通じてイノベーションのポイントを考察する。
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トピックス
企業のデジタルによる変化はとどまるところがない。しかし、企業は消費者のデータを活用する攻めのマーケティング戦略を進めるだけでなく、不正アクセスや情報漏えいなどのリスクに備えた守りの戦略も忘れてはいけない。本稿では、企業が消費者のデータを適切に管理し、ビジネスに活用するための「アイデンティティ管理」について、必要な要件と実現のポイントを紹介する。
発行形式
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- 2017年度より隔月発行
- 誌型
- A4変形版・20ページ(通常)
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- 販売はしておりません。当サイトよりご覧ください。
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