単行本
陰と陽の経済学 -我々はどのような不況と戦ってきたのか-
表紙
リチャード・クー 著
東洋経済新報社 発行 2007年1月4日
定価:本体1,800円+税 四六判・372ページ
ISBN4-492-39471-0 ハードカバー

日本経済、生還の教訓
1930年代の世界大恐慌も今回の日本と同じバランスシート不況だった。「大恐慌の教訓」を拠り所にする主流派経済学の分析・理論を日本の経験をもとに論破。戦後最長の景気拡大に潜むリスクを考察する。
【主要目次】

第1章   我々はどのような不況と戦ってきたのか
 
構造問題や銀行問題では解決できない90年代の不況
バブル崩壊が招いたバランスシート不況
日本の経済を支えた財政支出
債務の最小化と金融政策
第2章   景気回復期に留意すべきバランスシート不況の特性
 
バランスシート不況からの脱却
注意すべきバランスシート不況下の税収動向
バランスシート不況脱出時の金利動向
金融政策で騒ぐのは不況の本質を理解していない証拠
第3章   70年前の大恐慌もバランスシート不況だった
 
なぜ経済学はバランスシート不況を見落としたか
独立した金融政策の消滅
バランスシート不況の視点から見た70年前の大恐慌
不況のパターンは一つではなかった
第4章   バランスシート不況下の金融・為替・財政政策の論点整理
 
非伝統的金融緩和政策の問題点
健全な経済を次世代に引き継ぐことが重要
第5章   「陰」と「陽」の景気循環とマクロ経済学の統合
 
バブルとバランスシート不況の景気サイクル
「陰」の局面で「陽」の政策を採用する誤り
ケインズとマネタリストたちが共に見落としていたもの
一つの経済学に向けて
第6章   日本国内における論調
 
クルーグマンに対する評価
「バランスシート不況」という定義への批判
日本の実情に疎い海外の論調に振り回されるな
バブル経験国・日本に求められる対応策の提示
第7章   世界経済を待ち受けるチャレンジ
 
世界的な経済環境の変化
アメリカもカネ余り
石油価格との関係
現在の世界の経済環境
補論   新古典派経済学が軽視してきた貨幣の存在理由
 
一  交換媒体としての貨幣
二  貨幣の使用の経済厚生的含意
結論



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