コンサルティング領域

アナリティクス支援の考え方

近年、アナリティクスの重要性が高まっています。IoTなどのキーワードが示すように、活用余地のあるデータは社内外に存在しており、テクノロジーの進化も相まって、様々な業種において、データにもとづく意思決定の高度化が求められています。

アナリティクスの取り組みを成功に導くためには、経営課題との紐付けが重要です。データ分析というと、データサイエンティストの確保や先端技術の活用に目が行きがちです。しかし、アナリティクスをR&Dではなく、経営・業務を変革する実践的な取り組みとするためには、経営に資するインパクトの大きい課題設定を行い、活用目的を明確化することが必要です。

そのためには、経営・業務の視点と、分析の視点との両方が必要になります。NRIのコンサルティング事業本部は数百人の専門家を抱えており、「業界専門家×分析専門家」の体制により、お客様のアナリティクス戦略策定から実行、体制構築などを強力に支援しています。

アナリティクス戦略の策定支援

経営戦略の方向性、アナリティクス活用の有望領域、現時点における自社のケイパビリティ等を踏まえて、自社の競争優位を実現するアナリティクス戦略を策定します。

ロードマップ策定支援

アナリティクスで検討すべき課題は、活用領域、データ、アプリケーション、インフラ、組織、人材、風土、ガバナンスなど、多岐にわたります。NRIは、過去に蓄積した知見や事例などを踏まえながら、目指すべき状態、取り組むべき課題、優先度をご議論させて頂き、アナリティクスの活用を通じた競争優位を実現するためのロードマップを作成致します。

POC実行支援

取り組みの第一段階では、アナリティクスを活用することで企業が得られる効果について、可能性を示すことが必要です。NRIは、POC(Proof Of Concept)の実行にあたり、テーマ設定、データ分析、業務での試験運用、効果検証、課題抽出まで、一貫したご支援を行います。

アナリティクスの実行支援

様々な業界、多岐にわたるテーマについて、アナリティクスの実行を推進します。

各アナリティクス活用テーマ推進支援

アナリティクスの実行においては、自社の事業・業務の目指すべき姿・取り組むべき課題を認識した上で、個々のテーマの知見に基づき、スピーディに推進することが求められます。NRIは、各業界の特性を熟知している専門家と、アナリティクス活用テーマの支援事例を豊富に有する専門家により、自社データ・IT構造の現状を把握しながらスピーディに推進致します。

先端技術によるデータ活用支援

アナリティクスを実行する上で、これまで取得できなかった、または十分に活用できなかったデータを、先端技術により取得・活用することは大いに役立ちます。NRIは、IoT/センシング技術による取得データや、AI技術による効率的かつ高度なデータ処理手法を、先端ITソリューションの導入支援知見を踏まえて、アナリティクスへ活用することを支援致します。

アナリティクス体制の構築支援

アナリティクスの取り組みを、拡大段階に進めていくためには、アナリティクス機能に関する専門組織化が必要です。

アナリティクス体制の設計支援

専門組織化に向けた課題は、組織・人に関する課題と、ITに関する課題に大別されます。組織・人の課題については、組織設計、役割分担のルール設計、人材育成、外部リソースの活用、業務への風土浸透などがあげられます。ITの課題については、社内外のデータ収集、データ管理、アプリケーションとインフラに関する分析環境の整備、フロントシステムとの連携などがあげられます。NRIは、これらの各観点に関する現状調査・理解を踏まえた上で、企業としてアナリティクスの力を最大に引き出すための体制設計をご支援致します。

アナリティクス体制の運用支援

専門組織の運用においては、ビジネス型の専門家、データサイエンス型の専門家、エンジニア型の専門家など、多様な専門家が必要です。また、事業部門と密接なコミュニケーションを取りながら、各専門家のアウトプットを連結させることが、アナリティクスの成果を高めるために必要です。NRIは、過去の様々なご支援で得られた知見を強みとして、各専門家の中核となるハブ機能を担いながら、専門組織の運用を強力にご支援致します。

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