NRIのDX時代の新規事業開発:アダプティブ事業開発アプローチ
デジタル技術の普及によって、新規事業開発のアプローチに変化が起きました。デジタル技術を活用する事業においては初期投資を抑える事ができるため、事業環境が予測しにくい領域(他業界・他業種、異なるビジネスモデル)でのチャレンジングな新規事業開発が増加しています。簡易的なサービス構築→ユーザー検証(PoC)→サービス改善のサイクルを高スピード・低コストで回すことでリスクを低下させる事が容易となったためです。
上記の環境変化を踏まえ、NRIでは、新規事業開発を、市場調査・新規事業の領域検討、事業計画策定、実行を段階的に進めていく従来のアプローチに加え、『クイックなサービス検証・構築』→『サービスリリース・改善』→『拡大領域の探索・選定』この繰り返しをアジャイルに回していくアダプティブなアプローチでも支援しています。

NRIが支援してきた企業の新規事業における目的・狙い・課題
NRIのアダプティブ事業開発アプローチでは、下記のような目的・狙い・思い・課題を持つ皆様の新規事業開発を支援してきました。
-
●
新たな収益源の獲得に加え、新規事業をフックに本業への貢献(収益拡大・コスト削減、組織変革・育成)を達成したい
- ユーザー拡大による本業の販売拡大
- ユーザーとの関係深化による本業のリテンション
- 取得するデータ活用による既存事業の変革・コスト削減
- 事業開発プロセスを通じたDXケイパビリティ獲得 等
-
●
事業構築・拡大には、複数の企業・団体を巻き込まないと自社だけでは実現できない
- 官公庁・自治体・業界団体との連携
- スタートアップ・SaaSとの連携
- 他社とのジョイントベンチャー
- プラットフォーム構築 等
-
●
短期間でベータ版サービスをリリースしたい
-
●
アプリ・システムは事業部主導でアジャイルに開発したい
-
●
新規性が高くベンチマークできる事業・サービスが少ない
新規事業・サービス開発のステップとNRIの支援内容
NRIは新規事業開発を、ビジネスグランドデザイン策定から初期サービスリリースまでのPoC実行・システム開発・ビジネスPMO・アライアンス支援、さらにリリース後のサービス改善を含め、トータルで支援します。(下記参照)
-
1.
ビジネスグランドデザイン策定
新規事業の目的・目指す姿、サービスデザイン、サービス構築方法定義(自社or他社連携)、連携企業リストアップ、本業への貢献の定義、事業計画骨子策定
-
2.
PoCによる事業計画見直し
本当にニーズがあるのかの検証、事業初期段階におけるPoCを行うための開発、PoC実施、第一弾リリースサービスの決定、グランドデザイン・事業計画見直し、本業への貢献の効果可視化・具体化
-
3.
アプリ・システム開発、ビジネスPMO
ビジネスに必要となるアプリ・システム開発、推進する上で必要となる活動を支援するビジネスPMO(営業・プロモ戦略策定、社内答申支援)
-
4.
サービス改善・グロース支援
実証結果を踏まえたサービスの改善から、追加していくビジネス機能の定義と基盤開発支援、実際のサービス拡大に向けた各種活動支援
-
5.
アライアンス
事業構築・推進に必要となるパートナー企業との交渉資料作成・交渉支援、連携方法具体化
-
6.
事業実行体制の構築支援
継続的なDX実行を実現するケイパビリティの獲得
-
7.
新規事業をフックにした本業への貢献支援
本業における業務・ビジネスモデル変革、データアナリティクス
上記を、NRIのビジネスコンサルタント・データサイエンティスト・エンジニアが一体となって支援し、クライアント企業の新規事業開発、および事業開発を通じたDXケイパビリティの獲得・本業変革を実現します。

お問い合わせ
デジタル新規事業開発に関するご相談やお問い合わせはお気軽にこちらへ
株式会社野村総合研究所 コンサルティング事業本部
E-mail:consulting_inquiry@nri.co.jp