NRIマネジメントレビュー 2024年5月号
NRIは、中央省庁、地方自治体及び企業の皆様のニーズに応えて、さまざまな調査研究・コンサルティング活動を行っています。
『NRIマネジメントレビュー』は、その活動の成果や問題意識について広く皆様方に公開し、日頃の政策立案や事業展開のお役立ていただくための月刊ニュースです。
※組織名、職名は掲載当時のものです。
当サイト公開時期 : 毎月第2月曜
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米国の心理学者アブラハム・マズローが提唱した「欲求階層説」は、人間の行動を理解するための理論として、心理学のみならず経営学や教育学など多岐にわたる分野に影響を与えてきた。マズローは、人間の行動の動機には「欠乏動機」と「成長動機」の二つの段階があると考えた。「欠乏動機」は、不足している状態を満たすことが行動の原動力となり、『生理的欲求』『安全欲求』『親和欲求』『承認欲求』の四つの欲求に分けられる。一方、「成長動機」は、これらの欲求が満たされた後に現れる『自己実現欲求』であり、自分の能力を最大限に生かし成長を望む状態を指す。この理論の核心は、五つの欲求が階層構造をなしており、下位の欲求が満たされると次の段階の欲求が高まり、それを満たすための行動が促されるという点である。
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- はじめに
- 液体燃料の脱炭素化
- 液体バイオ燃料の動向
- 液体合成燃料の動向
- 液体バイオ燃料・合成燃料の将来展望
- おわりに
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- はじめに
- 企業には事業地域における生物多様性の保全が求められる
- 企業には生物多様性保全への寄与(アウトカム)を定量的に示すことが求められる
- 定量化された生物多様性保全への寄与(アウトカム)に対して、官民連携で資金の流れを生み出す必要がある
- 国際標準化・海外輸出によるエコシステムのスケールアップや、国際競争力の強化につなげるための方策を官が中心となって描くことが望ましい
- おわりに
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本年はG7開催、欧州議会選挙、米国大統領選など各国の政策策定において動きが見られる年だ。これらに伴い、今後の国際社会での環境政策動向にも変化が見られると予測される。欧州委員会では議会選を前に、現時点で検討段階の法案を取りまとめ・策定する動きが加速しており、多くの法案が議論を加速させている。また、米大統領選においても現政権から共和党政権に代わった場合、2020年 のパリ協定離脱のように米国の環境政策に対する姿勢に大きな変化が起こることが懸念されており、これら主要各国の政策動向は環境規制への対応を進める企業においても、注目すべき重要な要素となる。
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